橋本市学校施設長寿命化計画
橋本市が橋本市学校施設長寿命化計画を公開しています。 以下抜粋し、考察します。計画期間
2019年から2058年までとされています。
長寿命化の必要性、長寿命化しない場合(従来型)の将来費用
・城山小学校、橋本中央中学校、隅田中学校、紀見東中学校、高野口中学校は建築後40年
・長寿命化をしない場合は建替えが必要になる
・今後10~20年の間に建替えが集中し、今後10年間の年間費用は24億円と試算される
今後の維持・更新コスト(長寿命化型)
・長寿命化の推進による財政支出の削減を推進
・40年を迎えた施設に対し、長寿命化工事を行った場合、今後40年間では平均8億円との試算
・従来型と比べ約173億円の削減が見込まれる
劣化状況の評価結果
長寿命化の実施計画
長寿命化計画の継続的運用の方針
・公共施設等総合管理計画の所管課である財政課による全庁的な基準・方針等を踏まえながら、
学校施設の整備・管理の所管である教育委員会事務局教育総務課を中心に、
建設部建築住宅課等と連携し、本計画をもとにした学校施設マネジメントを行っていく
・改築工事費の予算の確保に向けては、劣化の状況や中長期的な施設管理の展望について
全庁的な理解を得るとともに、庁内の全施設の施設マネジメントも踏まえつつ
持続可能な維持管理ができるよう改築予算を確保し、段階的かつ継続的な改築事業につなげていく必要がある。
・改築事業の実施にあたっては、学校関係者、保護者、地域住民等への理解の促進を図るものとします。
高野口中学校について
橋本市は改築(建替え)を行う従来型から長寿命化工事を行う長寿命化型への転換を計画しています。
しかし、最も劣化が進んでいる高野口中学校は今後5年間は長寿命化改修の対象とはなっていません。
長寿命化計画の継続的運用の方針でも触れているように改築についても橋本市は考慮しているようです。
高野口中学校については耐力度調査を実施しているため、改築を第一に計画していると考えるのが妥当です。