高野口中学校を街中へ!の会

よくある質問

何故、街中に移転させる必要があるのですか?

現在の高野口中学校の問題点をご覧ください。

街中に移転させることのメリットは何ですか?

現在の高野口中学校の問題点の多くが解決できます。
具体的には
・多くの生徒にとって通学距離が短くなり、生徒の負担が軽減される
・学校が街中にあることで、通学路の安全性が向上する
・父兄の負担が軽減される(送迎が不要になる、見守りの負担が軽減される)
・安全な場所に立地するため、中学校を地域の防災拠点として活用できる
・街中にあることで地域で子供たちの成長を見守ることができる
・中学校へのアクセスが良くなることで人的交流の推進が期待できる

橋本市はどこに建て替えるのか、移転するのかについては全く白紙であると主張しているのでは?

市議会での教育委員会の答弁で 「校舎の構造上、外階段、外通路となっており、風雨が直接当たるため校舎の傷みが大きく、大規模改修を行う場合、多額の費用が必要であると想定され、本市の財政状況にかんがみ、構造上の課題全てを改修することは困難であると思われます。」
「高野口中学校につきましては、大規模改修というのがかなり困難であります。そういう意味でいいますと、違う、大規模改修でない方法で検討していく必要があると、そのように思っています。」
とあります。

また517万円を費やして耐力度調査(4,500点を下回った場合、改築は国の補助金の支給対象)を行っていますので、改築(建て替え)を第一に考えているのは明白です。

改築が必要となった場合の選択肢は次の3つに絞られます。
①同じ場所での改築②応其中学校跡地での改築③伊都中央高校の校舎を借りる

橋本市は①同じ場所での改築を第一に考えていると思われます。

橋本市は②③には否定的ですが①を否定していません。
①について「建造物を建てる場合の立地条件としてはふさわしくない」「新しく建てる場合は、この地ではだめですよ」と文科省職員は評価しましたが、橋本市はそのように評価はしていません。

市議会の答弁で教育部長が次のように述べています。
「現時点では、あくまでも県との話合いの結果からすると、なかなか現在の場所での改築に絞られてくるのかなとは思うんですけども」 とあるように橋本市は①については否定的ではありません。

③について「県からは、伊都中央高校の現在の校舎・運動場等の使用状況から、中学校へ貸し出しできるスペースがないことや、 中学生との共存は、学習環境的に定時制の生徒への影響が懸念されることなどの意見が返ってきました。」と断られて以降、 全く交渉を行っている気配がありません。

②について「個人的な話になるんですけども、私、新規の採用が応其中学校でした。昭和49年でしたので、随分昔です。 だから、校舎は随分古くて、とても耐えられないような状況で新築がされたと思います。 そのとき私、野球部の監督でして、グラウンドでダイヤモンドの外へボールを出すなと職員会議で言われまして、ダイヤモンドの中だけで練習をしてきました。 私、伊都高校との運動場を借りれるならば、距離的にはあそこがいいだろうと。 でも、伊都中央高校がグラウンドを共有さしてくれないならば、やはり子どもたちがグラウンドで運動したり部活動するには、適切ではないというふうに思っています。」 と全く意味不明な理由で応其中学校跡地を否定しています。

建て替え先の候補として応其中学校跡地が入っているのであれば白紙状態と言ってもよいですが、 橋本市は候補地として応其中学校跡地が入っているとは明言していません。
これらのことから橋本市は同じ場所での改築を第一に考えおり、全くの白紙状態とは言えないと考えます。

橋本市は市民のわからない所で計画をどんどん進め、後戻りできない状況で決定事項として発表する恐れがあるので私たちは活動を始めました。

移転先の候補とされる旧応其中学校跡地は狭いのでは?

旧応其中学校跡地は12,000~13,000平方メートルの広さがあります。
生徒数を240人とした場合、学校教育法に基づく校舎、運動場の必要面積はそれぞれ1,800平方メートル、3,600平方メートルとなりますので設置基準はクリアできると考えます。 (参照→中学校設置基準第八条)

旧応其中学校は1学年4クラスあり、卒業生の方の話では狭いと感じなかったという話です。
現在高野口中学校は3クラス(将来的には2クラス)で、当時よりも生徒が少ない学校となりますので土地が狭いと考えるのはおかしいです。

プールが無かったので狭いと考える人がいるかもしれませんが、野球部のグラウンドの他にテニスコート、バレーコート、バスケットコートがあったことからもわかるように、充分な広さがあります。

校地面積13,000平方メートル以下でのグラウンド、校庭、体育館、プールを備えた中学校建設例は多数あります。
狭いはずがありません。

旧応其中学校にプールは無かったがプール授業はどうするのか?

旧応其中学校にプールは無く、応其小学校のプールを借りていたという話です。
教員の負担が大きい、維持費がかかり過ぎる、水泳授業は必須であるが座学でも良く、授業時間数の規定が無い等の理由でプール学習を廃止する中学校が増えています。 (参照→中学校のプール学習相次ぎ廃止)
中学校設置基準第十二条「中学校は、特別の事情があり、かつ、教育上及び安全上支障がない場合は、他の学校等の施設及び設備を使用することができる。」 とあるように近隣の施設、設備を利用することに何の問題もありません。
旧応其中学校の時のようにプールを新設せずに応其小学校や伊都中央高校のプールを借りることにしても良いと思います。

上記で説明したように敷地は充分な広さがあるのでプールを新設すること自体は可能であると考えます。

移転前の旧高野口中学校にもプールは無く、近くの市営プールを利用していたそうです。
建設費用、維持費用の問題があったのかはわかりませんが、昔は利用できる施設は利用していたようです。
橋本市教育大綱の基本方針と重点目標には「(7)持続可能な社会の創り手を育む教育(SDGs・ESD)を地域と協働しながら推進します」とあります。
施設の再利用はこの目標と合致するはずですが、橋本市はこの目標を実践するつもりはあるのでしょうか?

100m走ができる程度のグラウンドが必要では?

中学校学習指導要領87ページには 「指導に際しては、走る距離は、短距離走では 50~100 m 程度、リレーでは一人50~100 m 程度を目安とするが、生徒の体力や技能の程度やグラウンドの大きさに応じて弾力的に扱うようにする。」とあるように 100mグラウンドは必須ではありません。
質問者がどの程度の広さのグラウンドが必要と考えているかはわかりませんが、プールと同様に必要であれば応其小学校や伊都中央高校のグラウンドを借りれば良いと考えます。

上記で説明したように敷地は充分な広さがあるので体育、部活動等には問題無いと考えます。

旧応其中学校に体育館は無かったのでは?

旧応其中学校には講堂はありましたが体育館は無かったという話です。(講堂→式典を行う場所、体育館→体育の授業を行う場所)
中学校設置基準 第十条「中学校には、校舎及び運動場のほか、体育館を備えるものとする。ただし、地域の実態その他により特別の事情があり、かつ、教育上支障がない場合は、この限りでない。」とあるように 体育館は必須ではありません。
講堂と体育館の違いは使用目的であり、講堂だから狭いというわけではありません。
卒業生の方の話ではバスケットコート1面は取れる程度の広さがあったという話です。
体育館を新設せずに応其小学校や伊都中央高校の体育館を借りるというのも一つの方法です。

上記で説明したように敷地は充分な広さがあるので体育館を新設すること自体は可能であると考えます。

旧応其中学校跡地は一部は私有地であり、所有者の多くが不明になっているため、学校建設は難しいのではないか?

結論から言いますと仮に事実であったとしても学校建設には問題無いと考えます。
「所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法」という法律があり、
国は所有者不明の土地に対する対策を実施しています。

土地収用法に基づき、公益性等についての事業の認定を受けた後、特定所有者不明土地を収用等しようとする場合、収用委員会の裁決に代わり、 知事の裁定により、審理手続を経ずに土地を取得するという方法があります。
公共建築物等の事業認定申請事例集には 学校での事業認定事例があります。

少し前まで学校が建っていて街中にあり、利用価値の高い土地の所有者が不明になっているという話は俄かには信じがたいです。
仮に事実であった場合は所有者不明の土地に対する民法改正が行われていますので橋本市は速やかに手続きを行うべきであると考えます。
中学校建設地として候補に挙げられている土地にもかかわらず、仮に何の手続きも行っていないのであれば職務怠慢と言う他ありません。

追記
土地の所有者について確認しました。
・所有者 高野口町
・面積 12,064平方メートル(計8筆)(敷地内に里道、水路あり)
・施設内プレハブを障碍者施設が利用中

旧応其中学校跡地の大部分は高野口町の所有となっており、学校建設には全く問題はありません。

高野口中学校が街中に移転した場合、信太地区の生徒の通学は大変ではないのか?

信太小学校は廃校となりましたので、信太地区の生徒は高野口小学校にタクシーで通っており、市から交通費を援助されているという話です。
街中に移転した場合、信太地区の生徒に対しては、中学校へも同様にタクシーで通ってもらえば、時間距離は変わりません。
当然ですが交通費の援助は引き続き必要であると考えます。

署名はいつまで集めるのか?また目標の数はあるのか?

署名は10月末まで集める予定です。
目標は1万人です。

在校生の意見は聞いているのか?

高野口中学校の建て替えについてアンケートを行い、27人の在校生から回答を得ています。
そして、そのほとんどが移転を希望していました。
また50人を超える在校生が署名をしています。
当然ですが在校生の声を聞く活動は継続して行っていきます。

在校生は現在の中学校の環境に問題があったとしても訴える術を知りません。
在校生からの不満の声の有無に関係無く、教育環境を整えるのが大人の責任です。

現在の場所でも問題無いと考えている在校生もいるのでは?

中学生は順応性が高いので、現在の環境が普通であると考えて、気にしていない生徒もいるかもしれません。
しかし、必ず何年後かには気づきます。
廊下に壁が無く、雨の日に廊下が水浸しになるのはおかしいことです。
廊下がカメムシでいっぱいになるのもおかしいです。
崩落した天井、壁、故障したトイレが放置されたままなのはあり得ないことです。
これらのことが異常であると気づいた生徒が自ら子供を持つ年齢になった時、同じ中学校に子供を通わせたいと考えるでしょうか?
橋本市で子育てをしたいと考えるでしょうか?
現在の中学校の状況を放置しておいて良いことが何かあるのでしょうか?

橋本市教育大綱の基本方針と重点目標には「(9)より良い学びの場のための教育環境を整えます」とあります。
橋本市がこのための努力を行っているようには見えません。

建て替えではなく、改修という結果になった場合はどうするのか?

改修となった場合は現在の高野口中学校の問題点(通学路の危険性等)のほとんどが解決されません。
高野口中学校の建築工事を行った建設会社は欠陥工事が多かったという話です。
視察に訪れた文科省職員に次のように評価されています。
「高野口中学校については、同年代で建設された校舎と比較してもより傷みが激しく、改修するとしても構造的な見直しを図らない限り、再び短期間での改修に多額の費用を要すると考えられる」

従って改修となった場合、問題解決にはならず、将来的に多額の費用がかかることが想定されるので改修には反対します。