高野口中学校を街中へ!の会

現在の高野口中学校の問題点

通学路が危険

・坂道、階段など多く過酷な道のり
・学校までが遠い、暗い
・坂道が多いので子供たちの自転車の運転が危険
・冬場の道路の凍結(送迎者の事故も発生)
・夏場は登下校で熱中症の危険
・数年前の台風時、道が崩れ、中学校まで辿り着けない生徒がいた(中学校は避難所としては不適切)
・猿やイノシシが出る
・人通りが少なくトラブルがあった場合に助けを呼べない
・土砂災害特別警戒区域(急傾斜特別警戒区域や土石流警戒区域)がある


橋本市ハザードマップ高野口地区を拡大表示した図









校舎に難あり

・体育館の雨漏り
・廊下に壁が無いため寒い、虫が大量発生、雨が吹きさらし、汚い
・トイレに壁が無いため寒い、不衛生
・トイレの半数以上が故障していて使用不可
・生徒用の洋式トイレが一つもない
・職員室から教室が死角になっており、生徒の監視が行き届かない
・雨漏りが原因で天井吹付が崩落している

高野口中学校校舎写真

高野口中学校校舎写真です。
築40年で廃墟のようになっています。

土砂災害特別警戒区域(急傾斜特別警戒区域)に立地


橋本市ハザードマップ高野口地区を拡大表示した図

橋本市立学校適正規模・適正配置検討委員会 が作成した資料においても「橋本市では、令和 2 年に更新された橋本市ハザードマップにおいて、浸水想定区域、土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域に立地し、市の地域防災計画で要配慮者施設と位置付けされた学校がある」 と指摘されている。
対照的に伊都中央高校、応其中学校跡地、応其小学校は安全な場所に立地している。


橋本市ハザードマップ高野口地区を拡大表示した図

文部科学省職員の評価

視察に訪れた文部科学省職員から現在の高野口中学校は次のように評価されています。
参照→平成29年12月の橋本市議会

「高野口中学校については、同年代で建設された校舎と比較してもより傷みが激しく、改修するとしても構造的な見直しを図らない限り、再び短期間での改修に多額の費用を要すると考えられるとの感想がありました。」
「そのときに、構造上でいいますと、まず、パッケージ化されていないという表現をされていました。 パッケージ化というのは、外から風雨を守る、普通、公共施設ですと、外から風雨を守るために、パッケージ化するのが普通であると。 でも、高野口中学校については、デザイン性その他いろんな点があったと思いますけども、外階段、外通路になっておりまして、パッケージ化されていないという、これはちょっとデザイン的にも不思議な構造ですねということが一点目です。 二点目は、傾斜地に建っている。ロケーションは極めて良いロケーションです。しかしながら、建造物を建てる場合の立地条件としてはふさわしくないですねという、そういう表現をされていました。」
「傾斜地に建っている構造物の欠点として、今、議員おただしのとおり、若干、沈没というか下へ沈むという現象も起こり得ると。 そういう意味でいうと、今度といいますか、新しく建てる場合は、この地ではだめですよという話は聞かせていただいています。」

(注)この評価は視察に訪れた文科省職員の評価であり、文科省の公式見解ではありません。
しかし、利害関係に無い中立な立場からの評価ですので参考にすべきであると考えます。

駐輪場

・駐輪場が急激な坂の上にあり、下校時の下りが危険(骨折事例あり)
・駐輪場に屋根、壁が無い(雨の日にはヘルメットに水がたまる)

街中から孤立した立地

・山の上で孤立しており、地域住民の目が届かない
・保護者であっても子供が入学するまで中学校の場所を知らない人が多い
・生徒が自力で通いづらく、保護者の車による送迎が増えており、保護者の負担が大きい
・他校との交流が少なく、子供達が自らの状況(学力、スポーツの能力等)が把握しづらい状況に置かれている。