市長、教育委員会との面談 令和6年(2024年)9月18日
高野口中学校を街中へ!の会について
高野口中学校を街中へ!の会の設立経緯についてお話しさせて頂きます。
ある1人のママが「自分は高中出身で、通学路で転んで大けがをした、けど、誰もいなかった通学路で助けを求めることが出来ずに、泣きながら家に帰ったことがある。
噂で高中を建て替えるっていう話を聞いたけど、あの場所以外に建て替えて欲しい。
これからの子供たちに私のような思いをして欲しくないから、署名を集めたい」と、ママ友たちに声をかけた事が始まりです。
今ではスマホや電話を小学生が所有し、緊急時には防犯対策としても活用されていますが、
当時はポケットベル、携帯電話はごく少数の方が持ち、公衆電話、固定電話が主流の時代でした。
そして、その現状は平成、令和と時間が経ち、どのように改善されているのでしょうか?
ここにおられる皆様は、少なくとも今、高中に通う生徒よりも年上であり、保護者の立場を経験しているかも知れません。
何が大事で、何が悪いのかを判断できる世代であります。
1人の呼びかけから始まった私たちの運動は、橋本市民全員に利益や幸福をもたらすものではないかも知れません。
しかし、私達が、大人の都合で、見過ごしてきた、責任転嫁してきた、積み重ねは、高野口中学校に今なお通う生徒、教員に影響を及ぼしてると考えます。
教育は平等に受けるべきである、その権利を有するという事は我が国の憲法、教育基本法にも明記されており、当然であります。
未来ある子供達、これから生まれてくる子供たちのために私達、橋本市民は、橋本市に対して協力いたします。
どうぞ、本日は本気の橋本市のために実りある時間となりますよう祈念いたします。
要望書
私たちは、高野口町内にて子育て中の保護者を中心とした者たちの集まり「高野口中学校を街中へ!の会」です。
現在の高野口中学校の立地は、街の中心部より遠く離れており、通学路は暗くて人通りも少なく、時には不審者情報もあります。
更には土砂災害特別警戒区域を多く含み、私たちは日々、子ども達の通学に、不安で心配な毎日であります。
また、災害発生時に、拠点避難場所にしては、地域住民の避難も困難であると考えます。
高野口中学校を街中へ移転させることは、未来を担う子どもたちの学びの環境を整えるだけでなく、地域住民の安全な暮らしにも大きく関わってくると思います。
私たちは、現在の場所から街中へと移転することを要望いたします。
現在、5,707名の賛同をいただく署名もいただいております。
何卒、下記要望について、ご配慮賜りますようよろしくお願いいたします。
記
1.現在の高野口中学校の立地場所について、市は、どう考えておられるのでしょうか。
お聞かせいただきたいと存じます。
2. 旧応其中学校跡地は、改築候補地に含ませていただきますようお願いいたします。
3. 現在実施中の耐力度調査の結果いかんに関わらず、これからの高野口中学校のあり方を考える検討委員会を立ち上げていただきたくお願いいたします。
要望書を提出しました
メンバー達からの訴え
現在、高野口中学校1年生の娘がいます、村上と言います。よろしくお願い致します。
娘は毎日友人たちと4名ほどで自転車通学しています。
その中で先日起こった事を話します。
4名のうち2名が次々と嘔吐やめまいといった熱中症のような症状を起こし、娘は付き添いや、先生への連絡に奔走しました。(スマホは学校で禁止されているため、持たせていませんでした。)
これは稀に起こる特別な出来事ではなく、通学中誰しもに起こりえる危険です。
他にも通学中の危険は多種多様にあります。このような危険を避けるため、貴重な時間をさいて、送迎する親も少なくありません。
命を守るため…甘やかしとは別物です。毎日無事に帰るように…と自転車の後姿を祈るように見送っています。
時間をさいて送迎する保護者もまた子どもの無事のため…どちらも思いは同じです。
どうか子どもたちの安全を最優先に考えてください。
よろしくお願いします。
村上良子
市長が前向きに考えてくださっていることとはつゆ知らず、一応考えてきましたので話をさせてください。
現在高野口中学校に息子が中2、中3で通っています、森本です。よろしくお願いします。
通学路の話なんですが、昨年うちの息子が実際に事故にあいました。
事故の内容は、高野口中学校から駅までずっと下り坂になっていて、スピードを出しすぎた女の子がハンドル操作ができなくなって、
道端に停めてあるトラックをよけた息子に突っ込んできた感じで、息子は体格も大きいのでそんなに吹っ飛ばされずに済みましたが、
もし女の子や体格の小さい子だったら、反対車線に車も走っていたので、大事故になっていたと思う。
息子も一歩間違ってたら、最悪ひかれていてもおかしくなかったなと思うと、現場検証中は手が震えました。
今でもそこを通ると怖いなって毎回思います。
足の骨も折ったので、当然あの学校まで松葉づえで通えるわけでもなく、何か月も送り迎えになりました。
それだけではなくて、道が悪いので皆、自転車のタイヤがはまったり、滑ったりして、私の周りだけでも事故にあっています。
本当に部活帰りの息子が少しでも遅いと、まだかなー、どっかにはまってないかなーと心配でなりません。
なぜそこまで心配かと言われると、過保護とかの問題ではなく、薄暗く、不審者も出て、人通りもほぼなく、公衆電話もほぼなし。
事故も多い、雨の降った後は土砂災害も怖いです。
村上さんも仰っていましたが、この移転問題は本当に子どもたちの命の問題だと思っています。
今、小3の娘もいてますが、これら全部を考えると、今から不安しかありません。
できるだけ早く、高中を街中へ私たち市民も力を合わせて、忙しい時間も縫って、未来ある子供たちのために頑張りますので、
どうかできるだけ早く検討して頂きますようお願いいたします。
森本規代佳
私には高中の卒業生と、中学2年生と、来年入学予定の6年生がいます。
去年の災害級の大雨の日、朝の時点で警報は出ていなかったので登校させたのですが、その後に警報が発令されたので、車で迎えに行きました。
所々で溝から道路に水が溢れ出していて、大変な状況だと思いながらも中学校へ向かいました。
途中、山に面した道路があるのですが、そこにさしかかった時に、山側から雨水が滝のように道路に流れていて、道路は冠水していました。
道路が狭いので後戻りもできず、今までに感じたことのない恐怖を覚えました。
年々、災害は全国各地で増えています。
つい最近も下校時刻に雷を伴う大雨が降りました。
「雨が降ったら迎えに行くから」と、電話をかけるように伝えていましたが、電話がかかってこないので、もしかしたらテスト前の補習で残っているのかと思い、心配しながらも待っていると、全身びっしょびしょで自転車で帰ってきました。
「電話をかけようとしたけど、友達が1人で自転車で帰ろうとしてたから、一緒に帰ってきた」とのことでした。
無事に帰ってきてくれて良かったですが、周りには土砂災害警戒区域も多く含まれます。
迎えに行くからと伝えていても、親に電話をせず友達と帰ってくる子もいますし、全ての保護者がお迎えに行けるわけではありません。
そういうことも踏まえて、安全に通える通学路であってほしいと思いますので、ぜひご検討のほどよろしくお願いします。
寺嶋由香
子ども達が高野口中学校に通っていた保護者です。また、来年度から入学予定の子どもがいます。
通わせてきた親として、通学するにあたり、いくつも思う所はありますが、
ご存知の通り、特に校舎は、至るところに亀裂が入ったり、剥がれ落ちている箇所が多い壁に、廊下、階段は雨ざらしで苔も生え、特に階段での下りは滑るので、とても危険です。
体育館の破れたビリビリのカーテンは、いつまでもそのままで、ささくれだった体育館の床や剥がれた教室の床、使いたくないと思ってしまう清潔感のないトイレ、行き届いていない環境の不備など、この整備されていない荒れた状態を日々見ながら、中学生の精神状態にどれ程の影響を与えているのか心配してしまいます。
あの状態で毎日生活していかないといけないと想像するだけで、大人でも、心が暗くなってしまいそうです。
子ども達を取り巻く環境で、これから夢に向かって勉強するぞ、部活動も頑張ろうと言う前向きな気持ちが削がれてしまうのではないかとも、思ってしまいます。
たくさんの可能性を秘めた子ども達が、もしかしたらこの環境で肉体的、精神的に左右されてしまうかもしれないと思うと、不憫でなりません。
今しかない中学校生活が、学校の不備などの事故で悲しい事の無いように、最高に楽しい時間が過ごせるように、安心安全を第一に考えて、迅速な対応をしていただきたいと、本当に心から願っています。
どうか宜しくお願いいたします。
西岡沙登美
私は子ども二人が高中を卒業し、来年度入学する子がいます
支援学級に対する要望
子どもたち誰一人取り残さない
支援学級に、在籍する子は 支援が必要な子達です
1人1人必要な支援が違います
子どもたちの声を聞いて 寄り添い
それぞれにあった支援を願います
校舎も今現在はみんなが我慢しなければなりません
支援が必要な子には、さらなる我慢を強いられていると思います
新校舎にも支援学級の教室はあると思いますがみんなが使いやすい
ユニバーサルなデザインで どんな子にも平等に教育を受けられる場所づくりをお願いします
井本美沙樹
市長からの回答
市長からは前向きな回答をいただきました。
①について
現在の場所での建て替えは厳しいと考えている。
②について
旧応其中学校跡地に建てるとしても、課題がある。
・近隣住民の同意を得る必要がある。(音楽の授業や吹奏楽部の騒音・2~3階建ての校舎が経った場合の日照権など)
・3000平米の以上の土地の広さを開発する場合開発許可が必要。
・高野口小学校、応其小学校の保護者の同意を得る必要がある。(中学校が街中へ来ることによって、今より遠くなる地域がある)
・職員用駐車場や体育館などを含めると面積が小さいのではないか 教育委員会に今の生徒数に見合った教室の数、学校の面積などを調べさせている。
伊都中央高校のグランドなどの設備が使えるよう、県と協議する必要がある。
隅田中学校のテニスコートのように、用地を別の場所に追加で購入する必要が出てくる可能性がある。
・工事車両が通れるだけの道路を広げる必要がある。
上記のような問題点を、各関係部署からプロジェクトチームを立ち上げ、1つずつ解決しながら進めていくため、
設備管理などの諸々に約2年、設計に約1年、入札から設計まで入れると5年以上はかかる。
③耐力度調査の結果が出て、PTが場所を選定し、開発許可などの諸手続きを済ませたら、検討委員会を立ち上げる。